リウマチ
リウマチとは自己免疫(本来は異物に対して働く免疫系が、自己の細胞や組織を異物として認識して攻撃するもの)による疾患で、関節およびその周辺に炎症を起こし痛みや腫れを生じるものです。
病状が進行すると、臓器など全身の重い症状を引き起こす危険性もあります。
正確な原因特定や確実な治療法は未だ究明中ですが、近年は早期発見、早期治療が行われれば病状の進行を食い止めることが可能となってきています。
● 指の関節の腫れ、痛み
● 起床時に手足がこわばる
● 手、指、足の変形
上記のような症状があれば早めの受診をおすすめします。リウマチは早期発見、早期治療がもっとも大切です。
文字通り「風が吹いても痛い」のが痛風です。人は細胞の遺伝子である核酸という物質を体内で作っています。
この核酸を作る際に出来るのがプリン体です。プリン体は分解され尿酸となり尿から排泄されます。
尿酸が体内で作られすぎたり、排泄がうまくいかず血液内に増えた状態を高尿酸血症と呼びます。
高尿酸血症では身体の色々なところに尿酸がたまりますが、関節内に尿酸結晶が沈着すると痛風発作が起きます。
足の親指の付け根の関節に起こることが多いですが、膝や足首など他の関節に起こることもあります。
99%が男性で、30~50歳台に多く、体質遺伝、高カロリー食、アルコール、ストレス、肥満などが誘因になります。
治療に際し、発作時は消炎鎮痛剤などで炎症を止めることを行います。
症状が落ち着いてから痛風の治療が始まります。
尿酸値を下げる薬の内服と、食事療法(近年は痛風治療に食事療法は無意味であり必要ない、という説もでてきています)が中心となりますが、発作が治まると自覚症状がないため治療を中止してしまう人が多くみられます。
発作がなくても、高尿酸血症は続いており、長期にわたり放置すると腎障害や心障害を引き起こすことがありますので定期的な血液検査と治療の継続が大切です。